プレミアガセリ菌CP2305の臨床試験|60名24週間の結果を解説

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プレミアガセリ菌CP2305の臨床試験について、「何人が参加したのか」「どんな年代の人が対象だったのか」「摂取量や期間はどのくらいか」「副作用や途中でやめた人はいなかったのか」を、実際に発表された論文にもとづいて整理しました。プレミアガセリ菌CP2305は、アサヒ飲料が販売する「届く強さの乳酸菌」W(ダブル)に配合されている機能性関与成分です。この記事では、体験談や個人の感想ではなく、公表されている研究データだけを使い、50代・60代の方にもわかりやすい言葉で解説します。

目次

  • プレミアガセリ菌CP2305とはどんな機能性表示食品か
  • CP2305乳酸菌の働き方(作用機序)
  • プレミアガセリ菌CP2305の臨床試験|対象者と試験デザイン
  • 臨床試験でわかった主な結果
  • 副作用と試験から外れた人について
  • いつ、どのくらいの期間飲むといいのか
  • よくある質問
  • まとめ|プレミアガセリ菌CP2305の臨床試験からわかること

プレミアガセリ菌CP2305とはどんな機能性表示食品か

プレミアガセリ菌CP2305の臨床試験を見る前に、まず商品としての位置づけを確認しておきます。「届く強さの乳酸菌」W(ダブル)「プレミアガセリ菌CP2305」は、アサヒ飲料が販売するペットボトル飲料(100ml)で、機能性表示食品として消費者庁に届け出られています。

項目内容
機能性関与成分プレミアガセリ菌CP2305株(Lactobacillus gasseri CP2305、加熱殺菌した乳酸菌)
含有量1日摂取目安量(100ml)あたり100億個
届出表示(要約)心理的なストレスをやわらげ、睡眠の質(眠りの深さ)を高めるのに役立つ機能性、腸内環境の改善に役立つ機能性が報告されている
想定される対象者健常な成人(睡眠の質や腸内環境が気になる方)

ここで押さえておきたいのは、これから紹介する臨床試験は「このドリンクそのものを飲んだ試験」ではなく、「同じ機能性関与成分(CP2305)を使った研究」だという点です。実際に行われた主な試験では、飲料ではなくタブレット(錠剤)の形でCP2305が摂取されています。機能性表示食品の届出では、成分に関する研究成果を根拠にすることが認められており、この商品の届出もその考え方にもとづいています。

CP2305乳酸菌の働き方(作用機序)

プレミアガセリ菌CP2305は、生きた菌ではなく加熱殺菌した菌体(死菌体)を使っている点が特徴です。このような、生きていない状態で機能性が報告されている乳酸菌は「パラプロバイオティクス」と呼ばれます。

アサヒグループの研究情報では、CP2305が腸を刺激することで、脳や自律神経系に影響を与える可能性がある「脳腸相関」の仕組みを介してはたらきかける可能性が期待されている、と説明されています。後述する臨床試験でも、心理面の指標だけでなく、唾液中のストレス関連物質や腸内細菌の変化が合わせて報告されており、腸から脳へという経路を裏づけるデータの一つとして扱われています。

プレミアガセリ菌CP2305の臨床試験|対象者と試験デザイン

プレミアガセリ菌CP2305の機能性の主な根拠として参照されているのが、Nishidaらによる2019年の論文です(Nutrients誌)。医師国家試験を控えた医学部生を対象に行われた、ランダム化二重盲検プラセボ対照試験で、この商品の臨床試験を語るうえで中心となるデータです。

対象者

試験にあたり、まず74名がスクリーニングを受けましたが、次の理由で14名が対象から除外されました。睡眠に影響する薬を服用していた人が7名、ホルモン剤を使用していた人が3名、活動性の病気があった人が4名です。

最終的に、医師国家試験の受験を控えた健康な医学部6年生60名(男性41名、女性19名、平均年齢は群ごとに24.9〜25.3歳)が試験に参加しました。50代・60代を対象にした試験ではなく、20代前半の若い世代を対象にした試験である点は、結果を読むうえで押さえておく必要があります。

試験デザインと摂取方法

2017年7月から2018年3月にかけて、ランダム化二重盲検プラセボ対照並行群間比較試験として実施されました。参加者は、加熱殺菌したCP2305を含むタブレット、またはプラセボのタブレットを1日2錠(CP2305として100億個相当)、24週間(約5.5か月)にわたって毎日摂取しました。

項目内容
対象者医師国家試験を控えた健康な医学部6年生60名(男性41名・女性19名、平均24.9〜25.3歳)
試験デザインランダム化二重盲検プラセボ対照並行群間比較試験
摂取方法CP2305含有タブレットまたはプラセボを1日2錠(CP2305として100億個相当)
試験期間24週間

臨床試験でわかった主な結果

24週間後、プラセボ群と比べてCP2305摂取群では、次のような変化が報告されています。

指標何を調べたか結果
不安(STAI)不安の程度を数値化する心理検査プラセボ群に比べ有意に低下
睡眠の質(PSQI)睡眠の質を点数化する質問票プラセボ群に比べ有意に改善
睡眠脳波眠りに入るまでの時間や深い眠りの割合入眠までの時間短縮、途中で目が覚める時間の減少、最初の睡眠周期で深い眠りに関わるとされるデルタ波の割合が増加
唾液中のストレス関連物質(クロモグラニンA)緊張やストレスを感じると唾液中に増えるとされる物質プラセボ群に比べ有意に低下
腸内細菌便に含まれる腸内細菌のバランスストレスによるビフィズス菌の減少、レンサ球菌の増加がゆるやかになった

論文の結論として、CP2305を含むタブレットの長期摂取が、ストレス下にある健康な成人の心理状態、睡眠の質、腸内細菌のバランスに役立つ可能性がある、とまとめられています。数値の細かい変化量までは一般向けにすべて公開されているわけではないため、ここでは論文が明記している「有意差があった」という結論を中心に紹介しています。

副作用と試験から外れた人について

論文には、試験期間中を通じて有害事象(副作用)の報告はなかったと明記されています。

参加者の出入りについては、先述のとおり、事前にスクリーニングを受けた74名のうち14名が試験開始前の時点で対象から外れています(睡眠に影響する薬の服用7名、ホルモン剤使用3名、活動性の病気4名)。24週間の試験期間中に何人が最後まで飲み続け、何人が途中で脱落したかという具体的な人数は、今回参照した論文の中には明記が見当たりませんでした。この点は分かる範囲での正確な情報として、あいまいにせずお伝えします。

いつ、どのくらいの期間飲むといいのか

プレミアガセリ菌CP2305の臨床試験データを踏まえると、変化が確認されたのは「24週間、毎日欠かさず摂取した」結果です。単発や数日単位の摂取で同じ変化が起きるかどうかを検証したデータではありません。

摂取するタイミングについて、この試験のプロトコルでは「1日2錠」という摂取量の指定はあるものの、朝・夜や食前・食後といった時間帯の指定は特に設けられていません。商品の摂取目安量表示も「1日1本(100ml)を目安に」となっており、時間帯の指定はありません。毎日忘れずに続けやすい時間帯を選ぶことが、継続摂取が前提となるこの手の機能性表示食品では現実的な考え方です。

「1年中飲み続けるべきか」については、今回紹介した試験は24週間(約5.5か月)の範囲で行われたものであり、それを超える期間(半年〜1年単位)の効果を直接検証した公開データは、今回参照した文献の中には含まれていません。1年間飲み続けた場合にどう変化するかを示すデータではない、という点は区別して理解しておくとよいでしょう。

なお、機能性表示食品は国の個別審査を受けたものではなく、事業者の責任において表示されている食品であり、疾病の診断・治療・予防を目的としたものではありません。食生活は主食・主菜・副菜を基本に、バランスよく整えることが前提になります。

よくある質問

Q. プレミアガセリ菌CP2305の臨床試験は、このドリンクそのものを使った試験ですか?

A. いいえ。主な根拠となっている試験では、飲料ではなくタブレット(錠剤)の形でCP2305が摂取されています。同じ機能性関与成分に関する研究成果にもとづいて、このドリンクの機能性表示が行われています。

Q. 何人くらいが参加した試験ですか?

A. 74名がスクリーニングを受け、14名が除外されたのち、最終的に60名(男性41名、女性19名、平均24.9〜25.3歳)の医学部6年生が参加しました。

Q. 副作用はありましたか?

A. 論文には、試験期間中を通じて有害事象(副作用)の報告はなかったと記載されています。

Q. 50代・60代でも同じような変化が期待できますか?

A. 紹介した試験の対象者は20代前半の医学部生であり、50代・60代を対象にした試験データは、今回参照した文献の中には見当たりませんでした。年代によって体質や生活状況は異なるため、この点を理解したうえで判断材料の一つとして参考にしてください。

Q. 毎日飲む必要がありますか?

A. 紹介した試験は、24週間にわたって毎日欠かさず摂取した結果です。単発や数日単位の摂取での変化を検証したデータではありません。

まとめ|プレミアガセリ菌CP2305の臨床試験からわかること

プレミアガセリ菌CP2305の臨床試験を振り返ると、根拠となっているのは、医師国家試験を控えた医学部6年生60名(男性41名・女性19名、平均24.9〜25.3歳)を対象に、CP2305含有タブレットを24週間毎日摂取してもらったランダム化二重盲検プラセボ対照試験です。不安(STAI)や睡眠の質(PSQI)、睡眠脳波、唾液中のストレス関連物質、腸内細菌のバランスといった複数の指標で、プラセボ群と比べた有意な変化が報告されており、有害事象の報告はありませんでした。

一方で、試験の対象は20代の医学部生であり、50代・60代を対象にした公開データは見当たらないこと、また24週間を超える長期摂取のデータもない点は、事実として区別しておく必要があります。人によって体質や体調は異なるため、気になる方はパッケージの表示内容や届出情報も合わせて確認してみてください。

関連して、別の機能性表示食品の臨床試験を人数・期間ベースで解説した記事もあります。Wの健康青汁の臨床試験を解説|エラグ酸とGABAの人数・期間・結果もあわせてご覧ください。

商品の詳細や価格を確認したい方は、楽天市場のページからご覧いただけます。「届く強さの乳酸菌」W(ダブル)「プレミアガセリ菌CP2305」

参考文献:Nishida K, et al. “Health Benefits of Lactobacillus gasseri CP2305 Tablets in Young Adults Exposed to Chronic Stress: A Randomized, Double-Blind, Placebo-Controlled Study.” Nutrients. 2019;11(8):1859. PubMedで見る/アサヒグループジャパン「CP2305乳酸菌」商品・研究情報 公式ページはこちら/消費者庁 機能性表示食品制度について

最終更新日:2026年9月

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