※本ページはプロモーション(楽天アフィリエイト)を含みます
「えんきん 臨床試験」と検索してこのページにたどり着いた方は、ファンケルの機能性表示食品「えんきん」が本当にどんな試験で裏付けられているのか、気になっているのではないでしょうか。この記事では、消費者庁の届出情報と実際に学術誌へ掲載された論文をもとに、えんきんの臨床試験で誰が・何人が・どのくらいの期間・どれだけの量を摂取し、どんな結果が出たのかを一次資料ベースで整理します。
- 結論①:現在販売されている「えんきん(届出番号E700)」は、成分ごとの既存研究をまとめた「研究レビュー」が根拠であり、最終製品そのものの新規臨床試験ではありません。
- 結論②:「えんきん」というブランドの原点となった旧処方は、ファンケルが自社で臨床試験(RCT)を実施し、学術誌に論文を発表しています。
- 結論③:その臨床試験は45〜64歳・48名を対象に4週間実施され、近見の調節力と自覚症状の一部に統計的な有意差が報告されています。
目次
- えんきんは「機能性表示食品」|届出情報を確認する
- えんきんの臨床試験は誰が行ったのか
- 臨床試験の対象者・期間・摂取量
- 臨床試験で報告された主な結果
- 副作用・脱落者に関する情報
- 摂取のタイミングと期間について
- よくある質問
- まとめ
えんきんは「機能性表示食品」|届出情報を確認する
ファンケルの「えんきん」は、消費者庁に届け出られた機能性表示食品です。現行品の届出番号はE700で、届出表示には次のように記載されています。
「本品にはアスタキサンチン・ルテイン・ゼアキサンチンが含まれます。アスタキサンチンは、手元のピント調節力を維持し、日常的なパソコンなどによる目の疲労感を軽減することが報告されています。また、ルテイン・ゼアキサンチンは黄斑部の色素を増加させ、光の刺激から目を保護し、ぼやけの緩和によってはっきりと見る力(コントラスト感度)をサポートすることが報告されています」
1日あたりの機能性関与成分量は、アスタキサンチン6mg・ルテイン10mg・ゼアキサンチン2mgです。この届出表示自体が消費者庁への提出資料に基づく公開情報であり、事業者が自由に作った宣伝文句ではない点がポイントです。
えんきんの臨床試験は誰が行ったのか
機能性表示食品制度では、根拠の示し方として「①最終製品を使った臨床試験」と「②既存の研究論文を集めた研究レビュー(システマティックレビュー)」のどちらかを選べます。現行の「えんきん(E700)」は②の研究レビューを根拠として届け出られており、この配合そのものを対象にした新規の臨床試験ではありません。
一方で、「えんきん」というブランドを生み出した旧処方(ルテイン・アスタキサンチン・シアニジン配糖体・DHA配合)については、ファンケルが自社で臨床試験を実施し、2014年に学術誌『Immunology, Endocrine & Metabolic Agents in Medicinal Chemistry』(14巻114〜125頁)に論文として発表しています。著者にはファンケル研究所の研究員のほか、外部の協力医療機関(河野医院)の医師も名を連ねており、研究費用はファンケルが負担したことが論文中に明記されています。スポンサーである企業の研究員が著者に含まれる「自社主導試験」である点は、結果を読む際に留意しておきたい情報です。
臨床試験の対象者・期間・摂取量
この臨床試験は、無作為割付・二重盲検・プラセボ対照という標準的な手法で実施されました。対象者や試験条件は下表の通りです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 対象者数 | スクリーニング102名 → 無作為割付50名 → 最終解析48名(試験食品群24名・プラセボ群24名) |
| 性別 | 男性25名・女性23名 |
| 年齢 | 45〜64歳(平均約52.8歳) |
| 選定基準 | 日常的に目の疲れを自覚している、屈折異常以外の眼疾患がない |
| 除外基準 | 重い肝臓・消化器・腎臓疾患の既往、大豆/イカアレルギー、目の疲れ関連のサプリ・薬を定期的に使用中の人 |
| 試験期間 | 4週間の連続摂取 |
| 摂取方法・量 | 1日2カプセルを夕食後に水と摂取(ルテイン10mg・アスタキサンチン4mg・ビルベリー抽出物20mg・黒大豆種皮抽出物26.5mg・DHA50mgを配合した試験食品) |
臨床試験で報告された主な結果
このえんきんの臨床試験では、主に2つの指標で統計的な差が報告されています。
結果①:近見調節力(NPA)の変化
試験食品群では、4週間後の両眼平均調節力が5.033Dから6.354Dへと有意に増加しました(変化量+1.321、p=0.003)。一方プラセボ群では5.121Dから5.229Dとほとんど変化がなく(p=0.750)、群間比較でも有意差(p=0.023)が認められたと報告されています。
結果②:自覚症状スコアの変化
試験食品群では、目の疲れ(p=0.002)、かすみ(p=0.016)、肩・首のこり(p=0.004)、頭の重さ(p=0.031)、ピントの合わせにくさ(p=0.031)の5項目で有意な改善が報告されました。プラセボ群との群間比較でも「かすみ」(p=0.033)と「肩・首のこり」(p=0.026)で有意差があったとされています。
なお、これは旧処方(ルテイン・アスタキサンチン・シアニジン配糖体・DHA配合)を用いた試験の結果であり、現行の「えんきん(アスタキサンチン・ルテイン・ゼアキサンチン配合、届出番号E700)」で同一の試験が行われたわけではない点に注意が必要です。
副作用・脱落者に関する情報
論文によると、試験期間中に合計20件の有害事象(風邪や頭痛など軽微なもの)が報告されましたが、主任研究者の判定ではいずれも試験食品との関連は認められなかったとされています。また、最終解析対象からの除外は50名中2名(4%)で、試験食品群1名は「評価前日の睡眠不足により適切な評価が困難」、プラセボ群1名は「30秒以上の開眼保持ができず選定基準を満たさなかった」ことが理由であり、いずれも有害事象による脱落ではありません。
これとは別に、臨床試験の外の話として、2016年に表示用量どおり「えんきん」を11日間摂取した消費者が薬物性肝炎と診断された事例が報道されました。ファンケルおよび消費者庁の調査では、成分含有量や製造工程に問題は見つからず、当該消費者が2年間に12種類の医薬品を服用しており、そのうち2種類を「えんきん」と併用していたことが判明。専門家の評価では「製品と肝障害の因果関係は断定できず、併用薬が原因である可能性がある」と結論づけられています。
摂取のタイミングと期間について
紹介した臨床試験のプロトコルでは、夕食後に1日2カプセルを摂取する方法が用いられていました(現行品の1日目安量は1粒に変更されています)。カロテノイド類は脂溶性のため、食後に摂取すると吸収されやすいと一般的に説明されています。
試験で有意差が確認されたのは摂取開始から4週間後の時点です。目の疲れは日常的なパソコン・スマートフォン使用など生活習慣に伴って繰り返し生じるものであるため、単発ではなく継続的な摂取を前提とした食品として設計されています。ただし「何か月飲んだらやめるべきか」「1年を通じて飲み続けるべきか」を明確に示した公的資料は確認できませんでした。摂取量・期間の最終的な判断は、パッケージの表示や医師・薬剤師への相談を踏まえて行うことをおすすめします。
よくある質問
Q. えんきんは誰を対象に試験されましたか?
A. ブランドの原点となった臨床試験は、日常的に目の疲れを自覚している45〜64歳の男女48名(男性25名・女性23名)を対象に実施されました。
Q. 現行品も同じ試験で効果が確認されていますか?
A. 現行の「えんきん(届出番号E700)」は、成分ごとの研究レビューを根拠として届け出られており、最終製品そのものを使った新規の臨床試験ではありません。
Q. 副作用の報告はありますか?
A. 臨床試験中に20件の軽微な有害事象(風邪・頭痛など)が報告されましたが、いずれも試験食品との関連は認められていません。別途、2016年に肝障害が報道された事例がありますが、専門家評価では因果関係は断定されていません。
まとめ
「えんきん」の臨床試験を振り返ると、ブランドの原点となった旧処方については、45〜64歳・48名を対象とした4週間のプラセボ対照試験で、近見調節力と一部の自覚症状に有意な改善が報告されています。一方、現在販売されている配合(E700)は研究レビューを根拠としており、この点を理解した上で製品情報を確認することが大切です。詳しい配合や価格は、公式の販売ページで確認できます。
参考文献・一次情報:
Kono K, et al. Effect of Multiple Dietary Supplement Containing Lutein, Astaxanthin, Cyanidin-3-Glucoside, and DHA on Accommodative Ability. Immunol Endocr Metab Agents Med Chem. 2014;14:114-125.(PMC)
消費者庁 機能性表示食品届出情報検索








